経過観察
またなの?


2005年3月18日(金)  ようちん28歳

日大板橋病院 耳鼻科
MRI
定期検査でMRIを撮りました。
結果、腫瘍が大きくなっていることが確認されました。前に撮ったレントゲンと比較をして私が見ても分かるぐらいでした。
恐れていたことが現実になってしまった・・・と言う感じでした。

白い部分が腫瘍です。
 
横から                    上から


4月11日(土) 
父と日大板橋病院へ
前回、手術をしてまだ2年も経たないうちに再発をしてしまっているので、機能温存と言う事も含めてもう手術だけでは成長が早いので今回は放射線治療を含めた治療をしたほうがいいのでは・・・と言う話になりました。
放射線治療で出来れば手術のストレスが無いのでいいのではないか、もし放射線だけで出来ないのなら手術と放射線治療の併用にしては?と提案されました。
放射線科の先生にも話しておくので意見を聞いてみてくださいと言われました。



セカンオピニオンの脳外科医と話しをしたのですが、何もしないと言うのも1つだと言われました。
理由は高い確率で顔面麻痺が出てしまうそうです。この確率はほぼ出ると考えたほうがいいと言われました。
今回、手術をやるとしたら1回目にやったのと同じ首筋の所から入ることになるそうですが、その場所の手術はかなり難しいそうです。
そして放射線は顔面麻痺が出にくいと言われてるけど今回は出てしまう可能性が高いそうです。放射線治療は簡単言うと外側から腫瘍を焼きます。そしてそれが一度、膨張してから2年ぐらいかけて小さくなっていきます。私の場合はその膨張する時に顔面神経が切れてしまう可能性が高いそうです。
それと放射線をやるのには若いので他の良い細胞に影響がおおきいのではないか、と言うのも理由の1つです。

だったら今は自覚症状も出ていないのでもう少し様子を見て、例えば何らか症状が出てから手術をすればいいと言う意見です。
もしかしたら数年も大きくならないかも知れないし、一生これ以上大きくならないかも知れません。
私が顔面麻痺をだいぶ気にしてるので考慮してくれているのだと思います。それに私は結婚もしていないしこの年齢の1,2年って大切なんじゃないかなと思いました。



4月21日(木)

日大板橋病院 放射線科
放射線科の先生が診たところ、私の腫瘍は大きいところで3cmはあるそうです。
放射線は腫瘍が小さければ小さいほど効果があるといわれてるそうです。あまり大きいものにかけてもせっかくかけたのに何も変わらずただ放射線だけ浴びてしまうと言う結果にもなりかねないと言うことでした。
私には手術と放射線の併用が良いのではと言う話でした
合併症を避けると言う意味で手術だけでは手加減して取ってしまうとまた再発と言うことになりかねないし、前回のように取れるだけとるのは顔面麻痺が起こるリスクが高いと言うことです。
でも私は放射線により悪性化するという可能性の方がとても恐いと思いました。
このことを伝えたら悪性化するのはもともと原因があったのか放射線によってなったのかはまだ分かっていないけど、こういった報告は実際あるけど先生が手がけた患者の中ではいないと言うことです。
それより今治さなければいけないことを考えたほうがいい。と言われました。



5月14日(土)

日大板橋病院 耳鼻科
腫瘍の成長が早いし脳外科の先生に診てもらったほうが良いと言う話になりました。主治医もお手上げという感じでした。
「小泉さんどうします?ここの脳外科に頼むか、自分で探して納得の先生のところに行くか、私が紹介できる先生のところに行くか・・・」と言われました。
私は「分からないので先生にお任せします」と言いました。実際私には判断が出来ませんでした。
本来は同じ病院の脳外科にまわす事になっているそうですが、先生が成績の良い脳外科を探してくれると言うことになりました。

転院です。

私は「今回はだめな気がするからなるべくギリギリまで手術をしたくない」と言いました。
先生は困ったような悲しいような表情で「でもなにかあった時にすぐ手術をしてくれる先生が必要だし、その先生が何て言うか聞いてみて」と言いました。
確かにそうなのでとりあえずでも無いけどその先生に会ってみる事にしました。
1ヶ月時間がほしいと言われたのでお願いして病院を後にしました。



6月中旬
先生より電話があり東京共済病院の脳外科に決まりました。



7月25日(月)
先生より電話があり東京共済病院のS先生と話がついたので渡す資料を作るとのことでした。



8月9日(火)
MRIなどの資料を取りに行って東京共済病院の予約をしました。
予約は9月16日になりました。
行きたくないな。

9月16日(金)
東京共済病院 S先生

・年内には手術をしなくてはいけないこと
・手術と放射線の併用で行うと言う事
・一時的にでも顔面麻痺が出るかもしれないと言う事
・全摘は腫瘍が大きすぎて無理と言う事


腫瘍が大きいとはいえ3回目の手術になってしまうので経過観察を期待していた私にとってとてもショックでした。
粘って「腫瘍は小さくなる事もあると聞いたのですが・・・」と聞いてみたところ、「高齢の方で小さくなった例はありますがこんなに若い方で小さくなったのは、見たことがないですよ」と言われてしいました。
さらに粘って「手術を待てるのはどれくらいですか?」と聞いてみたら「前回手術をしてから再発までに2年経っていないのでここまで大きくなってしまったので半年は待てない、取らないと長生きできないよ」と言われてしまいました。
顔面麻痺の話をしたら「出ない事を目指すけれど覚悟はしておいてね」と言われてしまいました。。。
思わず泣き出してしまったら「うまくやるから大丈夫だからと慰めてくれました」
全摘は無理なことも伝えられました。全摘が出来ないと今回の私のように再発する可能性が高いと聞きました。今回やってもまた再発になるんじゃないか・・・なんて不安に思いました。でも顔が曲がるのも嫌だし、、、
毎度の事ながら病院の帰りは泣きながら帰りました。

10月28日(金)
MRI撮影

11月4日(金)
東京共済病院 
今日はお姉ちゃんと一緒に行きました。
2mmほど大きくなっているそうです。
やっぱり手術を急かされるばかりでした。
入院は1月5日、手術は1月10日と予定を立てました。次回行ったときに本決まりです。
お姉ちゃんとやっぱりやらなくちゃだめなのかね・・・と話しながら帰りました。


嫌でそのまま病院に行かなくなってしまいました。





2006年
6月22日(木)
MRIを撮りに行く


6月26日(月))
東京共済病院 
若干、また大きくなっているとのことでした・・・
年末からずっと通院拒否だったので、先生も「患者しだいだね」と言っていました。私が手術を嫌がっているので無理には勧められませんでした。

とにかく、経過観察は必要だから3ヵ月後には来てねと言われました。
まだ成長は止まらないんだな〜と思いました。。。
いつもの目黒川沿いをしゅんとしながら帰りました。


2007年
2月22日(木)
MRIを撮りに行く


2008年
4月6日(金)
東京共済病院
ようやく病院に行く・・・
3ヵ月後どころか一年弱経っちゃいました・・・
結果は前回に比べると分からないけど、前々回と比べると大きくなっているとの事です。
S先生はあと数年で退職だそうです、退職してしまう前に、、、とは思いますがなかなかねぇ〜
先生に「ようちんさん、手術しないと長生きできないよ〜」と言われました。

毎回べそかいて駅まで帰ります。


2008年
7月2日(水)
MRIを撮りに行く


7月11日(金)
東京共済病院
腫瘍が4cmに達していました。
早く成長よ止まれ・・・
腫瘍の形が、顔面神経と絡まってひょうたん型になっているそうです・・・
やっぱり手術は無理だな。

私の気持ちを察してくれて先生は手術を強要しません。
そのおかげで、病院にいくストレスも少しは無くなったかな。。。

帰りは1人で目黒川沿いの小さな公園の様なところで涙が止まるまで座ってました。

2009年
7月24日
久し振りの診察でした。
MRIを撮りにいく
奇跡は起きないかな〜



2009年8月7日
東京共済病院
MRIの診察の結果、ちょっと成長しているとの事でした・・・
すいとう症になったら手術をしなくてはいけません。
元気なのにな((+_+))


2010年8月
東京共済病院
MRIの診察
成長は止まりませんでした。

もう神頼。。。ですが1人で毎度の事ながらグスグス言いながら帰りました。


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