聴神経腫瘍手術

4月15日(火)

手術

AM5:00起床

昨日薬を飲んだにもかかわらず、周りが騒がしかったので目が覚めてしまう。

AM8:00運搬用のベットへ

そのまま手術室へ向かう

姉と父が来てくれました。
手術前日や当日など一番不安な時に身内が来てくれると言うのは心強いものだなとおもいました。

今回は点滴をして少ししたら記憶がありませんでした。
父と姉がエレベーターのところまで見送ってくれて、確か長い廊下を通って・・・と、記憶はそこまでです。

AM8:45

手術室に着く、麻酔

AM9:00手術開始

PM8:00頃手術終了

PM9:00意識が戻る ICU

目が覚めたら父や先生の顔が見えて私は手術だったんだと言う事を思い出しました。
手で顔を触ってみたらとりあえずは変化はなさそうだけど分からない状態の時お姉ちゃんが「顔は大丈夫だったよ」と言ってくれました。

色々な所が痛いし気持ちが悪くて例えようの無い倦怠感の様な不快な気分でした。

先生が「どこか痛くない?」と聞いたとたん、
お腹に刺すような激痛が走り「おなかがいたい!」叫びました。
先生は、え?お腹??と言いたいような顔をしていました。

耳の奥も痛かったので痛み止めの点滴をしてもらいました。

私は口が渇いて辛かったので何度も何度も
「水をちょうだい」
と言っていたのですが手術後でまだ胃が動いてないからと言ってもらえませんでした。
その状態で口に酸素マスクをするので余計口が渇くのでとても不快で酸素マスクを拒みました。
それを見かねたS先生が「この子は水がほしいんだって」と言ったら看護婦さんが口に濡れたガーゼを入れてくれてどうにか酸素も吸えました。

少し落ち着いて眠りにつきました。

4月16日(水)ICU

目が覚めたのは何時か分かりませんが外が暗かったのでたぶん深夜だったのでしょう。

今回の目覚めは良かったです。
でも体が全然動きませんでした。
看護婦さんに「脳の手術は急変することが多いので気分が悪くなったらすぐに言ってね」と言われました。
まさにその通りでした。さっき気分良く目覚めたと思ったらその直後に気持ちが悪くなってしまいました。
そしてそれを止める点滴を打ってもらいました。

まだ水は飲んではいけないので普段からよく水分を取る私には過酷でした。唯一うがいが許されていたので看護婦さんに手伝ってもらって何度もうがいをしました。

完全に意識がなくなればいいのですが中途半端に意識があり倦怠感の様な不快な気分の中、一日中うとうとしながら天井を見つめていました。
こんな辛いのは初めてでした。こんな思いは二度としたくないし誰にもさせたくないと思いました。

4月17日(木)ICU

体温38.6℃

微熱が続いていました。

先生が傷口を見ると言うことでガーゼを外しました。
先生が傷口を押して「痛い?」と聞きました。
「痛い」と答えましたが実際は傷口じゃなくても頭の左半分はどこを押されても痛かった。
急に先生が傷口をギューっと押して「我慢して、、、血が溜まってる」と言いました。看護婦さんが「バチンと来るからね、チョット痛いよ」っと言いました。私は思わず看護婦さんの手を握っていました。
次の瞬間こめかみより後ろ位でしょうかバチンとホチキスのようなものでとめられました。痛かった。

処置後、状態が良いので一般病棟に移ることになりました。
午前中のうちに一般病棟に移りました。
この日は体調もよく流動食ですが二口ぐらいは食べられました。

しかし夜になると高熱が出てガタガタ体が震えてなかなか寝付けませんでした。
                         >>>次へ