手術

手術の日は終わるまで家族が1人待っていなくてはいけません。
身寄りが無い人だったら淋しいな・・・と思いつつ。
何かあったときのジャッチの為だそうです。
私はお姉ちゃんが仕事を休んでくれたので、どうにか付き添いがいて良かったです。


5月10日(火)

手術

AM6:00起床

AM8:30 看護師さんと一緒に歩いて手術室へ

その後自分で手術台へのぼり、まわりにたくさんの看護婦さんに囲まれ点滴とかを刺す。
点滴が腕に入ってきて「腕が痛いよ〜」と叫んだ所で記憶がありません。

AM10:00手術開始





PM5:00頃手術終了

PM6:00頃記憶が戻る ICU

目が覚めたら、ICUにいてお姉ちゃんとお父さんが心配そうに目の前に座っていました。
「顔は?」と私が顔をさわりながら言ったら
「ちょっとな・・・」と言っていました。
自分で触った感じでは垂れ下がった感じは無いのですが、そうなんだ・・・と思いました。
実際は左だけが無表情みたいな感じです。
少ししゃべる程度なら麻痺があるもの分かりません。
どちらかと言うとシワも伸びて目もぱっちりになっているのでフェイスリフトアップやったみたいな顔になっています。

目は2重に見える事があると言われてましたが、私は4重に見えていました。

複視はこんな感じみたいです。        私はそれぞれの目が複視??
                            でこんな感じに見えました
                   
 

目の前がぼやけて見えてふわふわした感じで、気持ち悪かったです。ただそこまで不快と言う訳でもなく、不思議なことに痛みもほとんどありませんでした。

胃の中に入れた管によって嘔吐反射が出てしまったので、抜いてくださいと言ったらすぐに抜いてくれました。その後頭に付いていた管も抜きました。

エコノミー症候群にならないように付けてある足のマッサージ機が暑くて不快で外して欲しいと言ったら、1時間だけ外してくれましたが再び着けられて不快でした。
やたらと暑かったので冷房をつけてもらってしのぎました。


主治医の先生が来て説明してくれました。

術後の先生はアドレナリンが出ているのか少しテンションが上がっていて萌ました。。。


顔面神経は切ってはいないくて3000ぐらい残っているみたいな事を話していました。
腫瘍は94〜95%は取れた、
これでももし、再発するようだったら放射線をやりましょう。手術で取れる範囲は全てとりました!と話していました。

「あいうえおってやってみて」
「目をぎゅっとつぶって」
「眉毛をあげてみて」
と顔面麻痺のチェックです。
「ここで止まってくれればね」
と言っていました。その後何度も顔チェックに来てくれました。

後で聞いた話ですが、顔面麻痺が術後すぐに出ることは稀で神経が安定するまで顔面麻痺がひどく出てしまう可能性もあったそうです。
そんなに出なかったら良かったけど危なかったんだなと思いました・・・・

あと、左半身が動きにくくなって驚きました。腕と足が上に持ち上がらない!!
体に麻痺が出てしまったのかと思いましたが、出るとしたら反対側の右だそうです・・・
術中に動かないようにバンドのようなもので固定するそうです。それの圧迫のせいで一時的にしびれていたようです。
朝には動くようになっていました。


その後、主治医と担当医が入れ替わり立ち代りで来てくれたので安心できました。



しかし・・・時計が目の前に置いてあるのですが全く進まない・・・いっその事寝てしまいたいと思い睡眠薬を看護師さんにお願いしましたが、術後すぐなので何があるか分からないので睡眠薬はだせないそうです。
ただひたすた時間との戦いです。
早く明日になれ・・・
以下の事を繰り返しながらほとんど眠れずに時間を過ごしました。

看護師さんが何回か「今日は何日ですか」など聞きに来ました。

前回の手術同様のどが渇いて我慢できませんでした。

10分に1回はうがいをお願いしていました。



看護師さんもみかねてAM5:00頃に先生の許可を取ってくれて水が飲めました。

でも水を飲みすぎると胃が動いていないため気持ち悪くなる・・・・でも喉が渇くと言うのの戦いでした。


でも今までの術後の体の倦怠感のような不快な気分はありませんでした。

                                               >>>つづき




                        



                                                     聴神経腫瘍 手術